2022年6月16日(木)Miro社として日本初のオンサイトイベント「Miro Next Japan」が開催されました。そのイベントのオンサイト会場に参加して参りましたので概況をレポートいたします。
- 会場について
今回はオンサイトとオンラインのハイブリッドイベントとなりました。オンサイト開催に参加して参りましたが、単なるセミナー会場をイメージしていたところ、プレスイベントを意識したブースも設営されており、Webinar参加に慣れきっていた方におかれましては印象深いイベントになったかと思われます。
- 日本代表からのメッセージ
冒頭、Miro社を代表してミロ・ジャパン合同会社 代表取締役社員の五十嵐光喜氏から日本市場における状況や今後の展開などについての発表がありました。
日本においては現状70万のアクティブユーザがおり、昨年11月に日本支社設立発表時の50万からわずか半年で20万人が増えたとのこと。日本支社も現状約20名から、年末には50名から100名体制に増やし顧客サポートを強化するとのことでした。既に今年5月にはユーザインタフェースの日本語化への対応、そして6月にはテンプレート公開のユーザコミュニティである「Miroverse」において、日本語ハッシュタグが作成され、日本人によるテンプレートの発表も開始されたとのことでした。(日本語ハッシュタグのページはこちらから)
法人ユーザについては、東証TOPIX100にカテゴリーされている企業の60%が既にMiroを利用しているとのこと。その他代表的な顧客についての紹介がありました。
- お客様による事例紹介
次に日本でMiroを活用されているお客様からの事例紹介がありました。ヤフー株式会社 滝澤和行様
同社ではリモートワーク率が90%となっており、お客様へ提供するサービスに関する社内のディスカッション(ブレインストーミングやワークショップ)などが行いづらくなっており、オンラインでも多数の社員がコラボレーションできるツールを探していたとのこと。
数ヶ月にわたり段階的に社内でPoCを行った結果、ビジュアルコラボレーションサービスとしてはMiroが実績があり、多機能でユーザの実現性が高かったとのこと。現在では全社員で利用しており、実際に利用されているアクティブボードの数も順調に推移しているとのことでした。
- Head of Marketing, Paul D’Arcy(ポール・ダーシー)
次にMiro社のHead of MarketingのPaul D’Arcy氏(ポール・ダーシー)から、Miro社全体のアップデートが報告されました。
Miro社としては既に全世界で3,500万人ものアクティブユーザがおり、ビジュアルコラボレーションの市場においてリーダーの地位を確立しているとのことでした。テンプレート公開のユーザコミュニティである「Miroverse」においては、既に1,000種類のテンプレートがありユーザの利便性向上にも貢献しているとのことでした。
コロナ禍による出社制限によりリモートワークが拡大したが、ハイブリッドな働き方は定着化しつつある。その中でビデオ会議やメール、生産性向上ツールが使われているが、ツールにより仕事が複雑化してしまっている声が多い。Miroはビジュアルコラボレーションと全員参加型のミーティングにより、コミュニケーションを効率的に実施できることで、生産性向上に寄与できるとのことでした。
- サービスのアップデート
最後にミロ・ジャパン合同会社のSolution Engineerの石動 裕康氏、西田 剛氏からサービスに関する今後の予定について発表がありました。
まずは各社会議サービスやインタラクティブホワイトボードとの連携です。MicrosoftのSurface HubやCisco のWebex Board、そしてDellのボードなどと連携でき、会議室からMiroボードの操作を行うことが可能になっているとのことでした。また、ZoomなどのWebカンファレンス上でも連携が可能とのことです。
次はGoogleとの連携です。GoogleのDocumentやSpreadsheetなど、Miroボード上に展開されたファイルについては、相互で編集ができる機能については既に実装されておりましたが、新たにカレンダー連携によりスケジュール上でMiroボードのURLを共有できるようになりました。
別途、Miroで非同期なコミュニケーションを実現するための機能も実装されました。ボードのインストラクションを動画に撮り、後から映像だけでなくボードの推移も確認することができることで、相手に伝わるインプレッションが強化でき、生産性向上に寄与できるとのことです。
そしてMiroはマーケットプレイスを通じてデベロッパ向けにも情報を公開しているとのことです。下記の分野においてそれぞれツールを使うことにより、他社のSaaSやユーザ自身のアプリなど、デベロッパ自身で連携できる機能ついても拡大を図るとのことでした。
そしてデベロッパが開発したアプリについては、Miroのマーケットプレイスで公開することもでき、サービス連携を拡大させることができるとのことです。Miro社自身もマーケットプレイスで他社アプリとの連携を公開していたり、サンプルアプリをGitHub上で公開していることから、サービス利用に伴う情報の断片化などへの対策も講じられるとのことでした。
以上です。
次回のオンサイトイベントは未定とのことですが、Webinarなど定期的なサービスアップデートやトレーニングを開催してゆくとのことです。
オンサイト会場で配布されていたノベルティをご紹介いたします。この包みを見た瞬間、Miroと名前が似ているココア風の飲み物か?と思いましたが、しっかりとしたコーヒーのドリップバッグでした。その後美味しくいただきました。
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